安定感のある使い捨てコンタクト

「開腹手術だと最低10日〜2週間はかかっていましたから、在院日数はかなり短くなりました」しかも、人間の手や指がまわらないところにまでロボットの手が入ることで、技術の未熟な医師でも熟達した医師と同じ程度のきめこまかく正確な手術ができるようになったのである。
「ロボットを使うほうが、はるかに操作性が高いんです。 たとえば、縫合。
糸を刺して縫って縛るという操作が非常に早い。 合格ラインの手術はロボットを使わなくてもできますが、ロボットならさらにワンランク上の手術が提供できるでしょう」内視鏡下手術支援ロボットは、まず欧州や北米の医療施設で使われはじめた。

アメリカのI・S社が開発したDは2004年4月現在、欧米を中心に100台以上が普及し、心臓バイパス手術もふくめ7000例以上の実績がある。 日本ではK大学とK大学の2施設に導入されている。
同様の手術支援ロボットに、「Z」がある。 こちらは二次元画像しかみられないが、遠隔手術にも利用されている。
日本ではO大学で2000年12月に初めて胆嚢摘出術がおこなわれた。 T大学(仙台市)、K中央病院(岡山県倉敷市)など5病院に導入されている。
K義塾大学病院では2000年3月にDを導入し、2002年2月までに43症例に対して内視鏡下手術がおこなわれた。 その内訳は、胃食道逆流症に対するニッセン手術が12例、食道アカラシアに対するヘラー&ドール手術が7例、胆石・総胆管結石症に対する胆嚢摘出術、総胆管切開術が18例、再発鼠径ヘルニアに対する根治術が1例など。
いずれも、術中偶発症、術後合併症、在院死亡はなく、安全に手術ができた、とO医師は報告している。 とはいえ、まだ改良すべき点はある。
O医師は、Dの視野角が狭いこと、触感がないこと、通常の内視鏡下手術用の紺子が全部はそろっていないことを指摘する。 視野が狭いと「木を見て森を見ず」で、ある1点を注視するのにはよいが、まわりの情報はあまり得られない。
触感がないのは、「脆弱な組織をつぶしたり、逆にすべったりしてしまうので、加減がむずかしい」という。 つまり、12世紀におけるロボット手術の大きな課題は、遠隔手術の展開だといわれる。
高速通信回線を介してどこにいても質の高い手術が受けられる時代が、目の前に来ているのである。

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